これから電気代が高騰化する!?コストを抑えるなら低燃費住宅が必須?

公開日:2022/03/15  最終更新日:2022/10/27

近年ではさまざまな商品が値上げされていますが、将来的には電気代がさらに高騰するのではないかという見方もあります。できるだけ出費は抑えたいものです。そんな中、低燃費住宅が注目されていますが、実際はどうなのでしょう。この記事では、低燃費住宅の特徴について解説します。マイホームにかかる光熱費が気になる人は参考にしてください。

なぜ低燃費住宅はこれから必要になるのか

そもそも、なぜ低燃費住宅が注目を集めているのでしょうか。まずは理由を解説します。

住宅も省エネルギー化

これまでの日本の住宅は、他の先進国と比べて住宅への消費エネルギーに対する基準が低いことが問題でした。そこで見直しが必要となり、「低炭素社会に向けた住まいと住まい方推進会議」が、2020年までにすべての新築住宅・建築物を対象に、省エネルギー基準への適合を義務づける方針を打ち出しました。

住宅業界に限らず、環境保護・省エネルギー・サステナブルという言葉を耳にすることも増えています。住宅を建てる際にも、環境に配慮することがますます注目されています。

電気代高騰の可能性も

近年、さまざまな原材料や商品の値上げが行われていますが、エネルギーの分野も例外ではありません。原子力発電所の停止により、火力発電の使用が増えています。それに伴い、燃料の輸入コストが割高になったことなどが近年の電気料金上昇の原因となっています。今後も急激にコストが上昇する可能性も否定できません。

こまめに電気を消す、エアコンはなるべく使わないなどの節電も大切ですが、そもそも住宅を低燃費構造で建てておくのが安心ではないでしょうか。とくに近年はどのハウスメーカーも高断熱・高気密などの家の断熱性に注目しています。さらに、室内の空気を循環させるなど、日々研究を続け、さまざまな工夫を行っています。

低燃費住宅にするには?

低燃費住宅に住みたいと思う人も多いはずですが、低燃費住宅にするためにはどんなことに気をつけたらよいのでしょうか。

小さい家にする

広い家の室内を暖めたり冷やしたりするのは、どうしてもエネルギーがかかります。また、外壁の面積が広くなるので、夏の強い日差しや雨風の影響を受やすくなります。すると、家の中の温度や湿度にも影響が出てしまうのです。ですから、燃費をよくするためには建物の大きさ自体を小さくするのが効果的です。

断熱性を高める

日本は四季の変化がある国です。夏の暑さ、冬の寒さの両方に耐えられる家でなければいけません。そのためには、外壁に高い断熱性のある断熱材を使用するのが有効です。断熱性を高めることで、過剰に冷暖房を使うことなく、快適に過ごすことができます。結果的に、エネルギー消費を抑えて低燃費の生活が可能になります。

気密性を高める

断熱性を高めるだけでなく、気密性を高めることも非常に大切です。気密性が高ければ、冬場に部屋が冷えて困るといったことが減ります。窓際のそばで冷たい風が吹きこんでくるのを感じたり、ドアの隙間から風が入り込んできたりする家は、気密性が高いとはいえません。せっかく部屋の中を暖めても、外から冷気が入ってきてしまうのは効率的ではないのです。

低燃費で長持ちする家であることが大切

家を建てる時には、低燃費だけでなく、その他にも注目してほしいことがあります。

短い寿命の日本の住宅

実は、これまでの日本の住宅は寿命が長いとはいえませんでした。戦後に建てられた木造住宅の寿命は、わずか30年程ともいわれています。高温多湿の気候のために、日本の家は傷みやすいという特徴があるのです。古い家は徐々に老朽化が進むなどの理由で、建て替えが必要となってしまいます。

他の先進国の住宅は、一般的に日本の2~3倍もの寿命です。ですから、築数百年もの古い住宅であっても、快適に住める家がたくさんあります。

子どもが受け継げる住宅

低燃費住宅を建てるメリットは、日々の光熱費を抑えられることです。しかし、せっかく土地を買ってマイホームを建てても、わずか数十年で建て替えが必要になるのは経済的とはいえません。お金も資材も手間も、いろいろなものが無駄になってしまいます。ですから、低燃費でありながら、しかも長く住める家を建てることが大切です。

長持ちする家なら、自分の世代だけでなく、子どもたちが受け継いで住み続けることも可能です。さらには、孫世代が受け継ぐことも可能です。建て替えするよりも、リフォームやリノベーションを行った方がコストを抑えることができます。長い目で見れば出費を抑えられることからも、低燃費で長持ちする家を建てることをおすすめします

 

低燃費住宅の特徴について解説しました。環境や光熱費のことを考えると、低燃費住宅に暮らせばメリットがたくさんあります。外壁に断熱材を使用したり、熱を逃がさない構造の窓を使用したりする方法なども一般的になっています。また、低燃費でありながら、長く住めるマイホームであることも大切です。一生に一度の大きな買い物ですから、これから注文住宅を建てようと考えている人は、ぜひ参考にしてください。

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